2018年上半期の仮想通貨ICO資金調達レポートを公開

ICOコンサルティングを行う株式会社世界(所在地:東京都新宿区、代表取締役:小林 一弘)は、7月17日、2018年上半期の仮想通貨ICO資金調達レポートを公開いたしました。

ICO(Initial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリング/新規仮想通貨公開)における2017年の資金調達額は4,269億円。2018年上半期(2018年1月1日~2018年6月30日の期間でICOによる資金調達を終了したプロジェクト)の資金調達額は1兆8,513億円であり、既に昨年の4.3倍の金額になっています。

2018年上半期の仮想通貨ICO資金調達レポート

2018年上半期の仮想通貨ICO資金調達レポート

<内容目次>

1. 2018年上半期のICO調達額

合計:1兆8,513億円 月平均:3,085億円 件数:580件 平均調達額:32億円/件
・2018年上半期に終了したICOの資金調達額は日本円換算(1ドル112円)で約1兆8,513億円である。
このペースで実施された場合、2018年度は2兆7600億円で着地され、前年の6.4倍になる見通しである。
・上半期のICO件数は580件であり、こちらも前年の5倍の件数が想定される。
・2018年3月が突起した理由はテレグラム(約1900億円)ペトロ(約830億円)などの超大型ICOが実施された結果。
・6月はEOSが約4300億円を調達し、1年間のクラウドセールが終了した。
・2018年の1プロジェクトの平均調達金額は約32億円であるが、EOS、テレグラム・ペトロ分を考慮すると2017年とほぼ同じ
水準の20億円である。

2. 100億円以上の調達件数と100億円未満の調達件数&調達達成状況

・2018年上半期に世界で実施されたICOの資金調達額は日本円換算で約1兆8,513億円であり、100億円以上を調達した12社が全体の50%を占めている。
・580件のICOプロジェクトでは目標調達金額の50~100%調達は49%である。
また50%未満もほぼ同じ48%である。

3. 調達金額100億円以上のプロジェクト12件について

・2018年上半期、世界で展開されたICOの調達額TOP11だけで全体の約50%にあたる9,344憶円が調達された。
銘柄はTelegram、Petro、TaTaTu、Dragon、Huobi token、Bankera、Basis、Orbs、PumaPay、Envion、Elastos

・1位EOS、4300億円、2位1900億円を調達したテレグラムやベネズエラ国家ICOであるペトロ(Petro:830億円調達)は
プライベートセールのみの実施。分散型の動画・広告発信のプラットフォームTaTaTuなどもクリプトファンドや
大型投資家に販売されており、一般の投資家を対象としたクラウドセールが実施されていない。

・例えばテレグラムではプライベート販売が2回に分けて行われ、
1回目は81名の投資家から約950億円調達。。
2回目もほぼ同額を調達。ロシアのニュースサイトVedomostiによれば、
参加した投資家の1人は、ロシアの大富豪、ロマン・アブラモヴィッチ氏であり
330億円が投じられたと報道されている。

4. 調達金額100億円未満のプロジェクト 568件について

・2018年上半期、世界のICOの100億円未満調達の件数は569件。
・10~50億円未満の調達が全体の51%である。
・10億円~20億円未満は124件(21%)
20億円~30億円未満は82件(14%)、次に30億円~40億円未満が45件である。
プロジェクト毎の資金調達の考え方として約10憶円( one billion  )以上の金額が目標となり資金調達されていると
考えられる。

5. 100億円未満のプロジェクトのジャンル別件数調査

・世界のICOの100億円未満調達プロジェクト件数は568件
・ジャンル別ではFinance、Trading&Investing、Paymentsの3つで全体の38%を占める。

6. 100億円未満のプロジェクトのジャンル別調達金額

・ジャンル別金額ではFinance、Trading&Investing、Commerce&Advertising、Paymentsの4つのジャンルが
全体の48%を占める。

7. 100億円未満のプロジェクトの1件当たりの調達金額

・Energy & Utilitiesは10件の平均、Internet of Thingsは3件の平均である。

8. 金融系とゲーム系の調達状況の比較

・調達金額1位のFinanceと10位のGaming&VRとの比較である。
1件当たりの調達金額、件数ともにFinanceの方が資金調達しやすい

9. 10億~50億円調達したプロジェクトへのファンド参加率

仮想通貨インフルエンサー、クリプトファンドの有効性
・50億円以上資金調達されたICOでは、クリプトファンド(仮想通貨投資会社)がアドバイザーとして
そのプロジェクトに参加している率は81%である。(27件中22社に参加)
・40億円~50億円未満の調達を行ったICOではアドバイザー参加率は74%である。
・30億円~40億円未満の調達を行ったICOではアドバイザー参加率は68%である。
・20億円~30億円未満の調達を行ったICOではアドバイザー参加率は52%となる。
・10億円~20億円が資金調達を行ったICOではクリプトファンド(仮想通貨投資会社)の参加率は
わずか26%である。

10. 2018年上半期ICOの考察

・ICO資金調達は2018年も急成長中であり2018年は2兆7600億円、件数は1000件を超えると想定される。
・ICOによる資金調達が成功している事例から、今後も大型ICOは増加すると考えられる。
・一般的ICOでは10億円、20億円、30億円を目標にしている傾向がある。
・クリプトファンド(仮想通貨専門の投資会社)をアドバイザーとして参加させることで、資金調達が順調に
完了できる事例が多くあり、今後もクリプトファンド、投資家やインフルエンサーの参入が増加する。
・優良なICOとそうでないICOプロジェクトがさらに2曲化すると思われる。
・優良なICOはプライベート的な販売などで完売する傾向が強くなると思われる。

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